

↓早池峰山↓












すると、Aちゃんは「21番さん学校へいきますよ。」「あー、だけどまだ眠いな!」と、ひとりで二役を演じて「見立て遊び」を始めたのです。「わー!遅刻しちゃうよ。早く行かなくちゃ。とことことこ。」教室の入り口は、100番さんの席あたりです。「おはようございます。」と教室に入って来るので、O指導員は、「あら21番さん今日は1番早いのね。どうぞ21番さんの席に座って下さいね。」と言うと、すかさずAちゃんは「はい!絵本を読んで待っていて下さいね。」と正方形を二つ折りにし、少し開いて絵本に見立てた紙を21番の前に置きました。
さて、当事業所の指導時間は、午前10時から午後1時までの3時間ほどの間に、日常生活活動と運動、手指を使った活動、言葉遊びなどを組み合わせ、その子どもさんの得意なことを手がかりに、遊びにむすびつけ、成功体験を味わっていただくのがねらいです。「今日も楽しかった!また来週来るね!」と約束して帰って行く後ろ姿もうれしそうです。見送る児童指導員もうれしいです。
善は急げとばかりに、さっそく「某道の駅」で購入。そして翌日しかけました。
翌々日待ちきれない名人は引き上げたものの、収穫はなし。そして、待つこと3日目。見て下さい!こんなにたくさんのどじょうたち。網ですくったものとは比べ物にならない大物です。
今度はザリガニの赤ちゃんも見つけました。 どじょうかな?と思って網をすくい上げたら、何と「ザリガニ」が入っているではありませんか。
泥と一緒にすくい上げ、土手に網を置くと、どじょうが動き出すのです。 めざとく捕まえる事が出来るのもY君。 「ぼくにもかしてぇ~」と言われると、
「いいよ」と捕り方も教えてくれる優しさもあり、楽しい雰囲気作りもしてくれます。「捕まえた!一匹!」というと、「待って!まだいるかも知れないよ。」と、入念に探して見つけてくれるのです。この2週間で収穫した「どじょう」は写真の通りです。

ところが、途中でKちゃんが、「自分で(書く)」と自己主張。ペンを渡すと、Kちゃんが全部書きました。
それから毎回通所するたびに、まずは予定表を自分で書いてから行動するようになったのです。
自分が読んでもらった経験を再現するようにしているのかもしれません。 この活動を通してKちゃんが相手の子どものことをもっと意識してふれあいができていけばいいですね。
それにしても、この光景、とてもほほえましい。
